ホシザキグループは、世界中のグループ企業が相互に協力しながら、さまざまな国々で目まぐるしく変化する多様なニーズに対応しています。その原動力となるのが、グループ全体での研究開発です。
世界の研究開発拠点がソリューションを創出
ホシザキグループの研究開発活動は、ホシザキ(日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国)、ランサー、ウェスタン、オズティ、ブレマ、ジャクソン、ホシザキマコム、ナオミといった各社の研究開発部門が拠点となります。各拠点の研究チームが、基礎技術の確立、新規技術を用いた機能開発、要素技術や制御技術を採用した製品の先行開発などを担っています。
成果を共有しながら難題を解決
それぞれの研究チームは、自社工場で生産する新製品の開発、モデルチェンジ、改良などの業務を基本とし、グループ戦略に沿った製品の開発と地域の特性に特化した技術開発を目指します。ホシザキ株式会社にグローバル技術部を設置し、世界各国の技術部門における人的投資を強化しながら技術チーム同士のコミュニケーションを課題解決やイノベーション創出に役立てています。
規制を超えた市場価値をお客様に
世界のさまざまな市場ニーズと向き合うだけでなく、ホシザキグループはフロンガス規制や省エネ規制など厳しい基準に適合するための技術研究を行い環境性能を高めた製品を開発しています。厳しい基準に適合するために生み出された技術が世界各地の製造拠点で新たなノウハウとして蓄積されています。急速冷却技術や省エネ技術など、それぞれの市場に特有なニーズを満たすことがイノベーション創出や先行開発の契機になります。積み重ねたベストプラクティスは、エリアをまたいで開発の最適化に寄与します。各グループ企業が培った固有技術も活かし、世界規模で開発力を進化させています。
イノベーションの軌跡
ホシザキグループは、大きな課題に正面から向き合うことで数々のイノベーションを成し遂げてきました。日本では製氷機、業務用冷蔵庫、食器洗浄機、スチームコンベクションオーブンなど、さまざまなフードサービス機器を開発して市場を牽引。海外でも、ホシザキオリジナル技術の三日月形状の氷をつくるクレセントアイス製氷機により米国市場への参入に成功したほか、厳しい欧州の環境関連規制にあわせたサステナブルな製品の開発にも成功しています。研究開発の成果を製品として具現化するため、各国の多様なニーズに応えて進化したグループ企業のベストプラクティスを共有し、他社の追随を許さないソリューションを次々と打ち出してきました。世界のみなさまに豊かな未来を届けるため、ホシザキグループはこれからも大きな課題に挑み続けることで世界最高レベルのソリューション創出に努めてまいります。
日本初のジュース自販機を開発
1957年、米国の冷水機をヒントに冷水機第1号を製造したホシザキは、あるイベント用に10円を入れてジュースが出るようにできないか相談されました。社員一丸となった開発により、わずか10日で、日本初のジュース自動販売機を誕生させ、製品は大人気に。ここで得た技術はその後のホシザキを支える冷凍冷蔵技術の礎となりました。
日本初の全自動製氷機を開発
1964年、製氷検知装置などの独自の技術により、日本初の全自動製氷機を開発し、翌1965年から量産を開始しました。これは、約3センチの立方体に近い、透明な氷であるキューブアイスの製氷機で、現在でもホシザキを代表する製品となっています。
業界初のインバーター制御業務用冷蔵庫を発売
ホシザキは業務用冷蔵庫として初めてインバーター制御を導入し、2005年より発売しました。効率的な冷却性能の実現により約60%の省エネを実現し、冷蔵庫からの排熱を減らして夏場の空調代も節約できます。地球環境保護への取り組みを前進させたテクノロジーです。
ノンフロン断熱材の業務用冷蔵庫を量産化
ホシザキは業務用冷蔵庫業界で国内初となるノンフロン発泡製品の量産化を2007年に開始しました。年間生産量の40%以上を炭化水素系の「シクロペンタン」を発泡剤としたノンフロン断熱材に切り替え、地球温暖化への影響を大きく減らしました。現在では国内外グループの業務用冷蔵庫はすべてノンフロン発泡材に切り替わっています。
自然冷媒を採用した業務用冷蔵庫を発売
プロパンやイソブタンなどのもともと自然界に存在する物質を冷媒(自然冷媒)に使用することで、ホシザキは代替フロンと比べて地球温暖化係数 (GWP) がきわめて低い業務用冷蔵庫を開発しました。規制が厳しい欧州で2009年からいち早く導入し、その後も世界中の市場で展開することで地球環境への負荷低減に貢献しています。